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様々なメリットがあるサーバの仮想化。導入のジレンマ

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サーバ仮想化導入のジレンマ

様々なメリットがあり、急速に普及しているサーバの仮想化ですが、導入する企業にとっては、ハードルがないわけではありません。複数台のサーバ機を1台に集約したことによって起こる課題への対応において、導入のジレンマとも呼べる状態に陥っている企業も少なくないようです。

なぜジレンマになるのか

2009年以降、仮想化サーバの出荷台数は、年々増加しています。今後も、毎年成長する見込みである仮想化サーバですが、ここまで企業に普及しているのに、導入のジレンマとはどういうことなのでしょうか。
まず、コスト面などのメリットがが強調される仮想化サーバですが、ここでもやはり障害における影響の大きさがネックになります。企業にとって、サーバダウンは企業活動を停止させる恐れがあり、最も避けたいリスクです。可用性を高めようとすれば、物理サーバの冗長化や、ストレージの導入、さらにストレージの冗長化まで、ハードウェアに対する導入コストがかさみ、仮想化によるコストメリットが薄れてしまいます。これが、複数台のサーバ機を1台に集約するために、その他多数のハードウェアが必要になるというジレンマです。また、仮想化による運用面での技術的ハードルもジレンマを起こす要因のひとつです。仮想化サーバでは、運用管理におけるエンジニアにもそれなりのスキルが必要になり、仮想化することによって人件費が増える恐れもあるのです。仮想化環境特有のバックアップ運用も、導入におけるハードルのひとつであり、規模に応じてリスクやコストがかかるという認識を持っておく必要があります。

ただの謳い文句になりつつある仮想化

サーバを販売しているIT企業にとって、サーバの販売台数を伸ばすのは避けて通れない戦略です。
仮想化というトレンドキーワードが、そのIT企業のサーバ拡販のためのキャッチコピーにすぎないのではないかと考える経営者も少なくないようです。たしかに、サーバの仮想化は、すべての企業においてメリットが出るものではありません。特に小規模な企業にとっては、クラウドサービスを選択したほうがメリットが多い場合もあります。
また、様々なITサービスが乱立する現代において、適切なソリューションを選ぶにも専門家の協力が必要になってしまいました。経営者はもちろんのこと、社内のIT担当者であっても、これだけ多くのITソリューションがあれば、何が自社にとって適切なのか判断するのは難しいでしょう。そのため、二の足を踏む企業も少なくありません。

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